あの春の日
君が綺麗に投げた桜の花びらを
私はちゃんと受け取ったよ
明るいふわふわした光を同時に投げかけて
微笑んでたよね
でもそこに流れてた風は
冷たかったんだね
夏なのにすごく冷えていた
あの秋の日
君はそれを暖かくした、急に。
この冬の日
氷が全てを覆った
暖炉までも凍りついていた
吹雪が花びらなんて全部取り去っていったよ
それでも私は微笑んだんだ
君に
吹雪は止まずに
君は雪を強く投げてきた
そして風のなかに君は姿を消した
君は誰?誰なの?
風の精だったの?冷風の?
吹雪が終わっても
君はもういないのかな 来ないのかな
だけど君は来なくても
春はまた優しく訪れる