「高校です。」 瑛瑠と同じとき。 「それって、」 「人間界に来たときですよ。」 今度の笑みが儚げに見えたのは瑛瑠の取りようだろうか。 「彼らは、すごく大切な存在です。」 初めて、瑛瑠が聞いてないことを、自分の言葉で紡ぎだすチャールズ。 「無条件に信じられる、そんなそんな存在。」