夏祭り 人混みの中 君と目があった え、 部活じゃなかったの。 なんでいるの。 だいぶ焼けたな。 あんなに背、高かったっけ。 実物だ。 君はにこりと笑うけど 追いつかない 通話で話した 「成人式で会おうね」 まさか 3年早く会えるなんて 君は手を振る 振り返す それだけで幸せだった だけど 話したかったと欲が出てくる 帰る姿を見送った あの後 君からの連絡 「少し話さない?」