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LOST MEMORIES CⅩⅦ

そして続ける。
「会うことはできないけれど、扉の向こうにお兄ちゃんがいると思ったら、もう少し我慢できないかしら?」
「……うん。」
「いい子ね。」
ふわっと微笑った。神殿は目の前だ。
「ねえ、ママ。」
少女に積もってしまった雪を払いながら、なあに,と母は応える。白に染められていた少女のマフラーが、赤色になった。
「さっきの話、初めて聞いた。」
どうして今話したの?
行きましょうと手を引かれる。
それはね,
「あなたが聡い子だから。」
手を引かれた少女は、それ以上は何も言わなかった。何を言われているのかよく分からなかったこともあるが、そのように言う母の気持ちは感覚的にわかるような気もしたから。
これ以上困らせてはいけない,不意にそう思った。
「その扉、見てきてもいい?」
「いいわよ、ママもすぐに向かうわ。」
少女は別の道へ進んだ。

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  • みーちゃん》
    そうなのか。たしかにね、そんな感じはする。
    なんとなしに書いていたけれど、人に指摘されると、無意識的に視てるんだろうなって思っちゃうね。ふむ、ひとつ学んだぞ。今度から意識的に書ける。笑

    私も、空を見るのは好き。夜空が好きだな。
    夏になると、太陽さんには有給をとってもらいたくなるから…笑