0

知らない

君は知っているか
夏の日差しの下で
静かに歩みを止めた
1人の老婆の姿を

君は知っているか
大きく息を吸って
それをはくことも忘れそうな
美しい道端の花を

君は知っているか
君が嘆いた汗の粒は
君が手にする文明が
引き出したことを

君は知っているか
僕は知らない
アイツがあんなになるまで
思い詰めていたなんて

君は知っているか
知らないだろうな
世界なんて
知らないことだらけだ

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。