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LOST MEMORIES CⅡⅩ

少女は少し残念そうにした。しかしすぐに頷いて、またね,と言った。少年はちょっとだけ目を丸くし、またねと返した。
パプリ,と後ろから声がかけられる。
「ママ!」
「さっきの子はお友だち?」
少女はにっこりする。
「うん!エルーナっていうんだって!」
母の表情が少し変わった。
「そう……あの子も……」

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