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LOST MEMORIES CⅡⅩⅣ

少年の声は震えていた。彼だって怖いのだ。
「たぶん、その子ども、パプリのこと……。」
自分で頭がいいなんて言うつもりは毛頭なかった少女。しかし、ウィザードの王の子どもというのは、彼女しかいない。
少年は、彼女の肩を掴む。
「ほんとうか!?今のはなしでなにかわかることはないか!?」
少女は考えた。
「……エルーナのパパは、はなしあいできたんだよね?」
頷かれる。
大事な話し合いだと母は話していた。サミットだと。
少女の父は国王。とすれば、同じようにエルーナの父も王なのではないか。
その父が、扉が開いたと言っていた。扉は人間界に繋がるもの。複製が並べられていたのは見た。母は、神殿は今兄が行っているところと繋がっていると話す。それは、人間界。
いくつかあるうちの扉のひとつが神殿にあるのなら。
逃げる人々の声からは、狐という言葉が聞こえた。
兄の人間界行きが知らされ、実在することに驚き、童話や昔話を読み漁った。その中にあった妖怪の話に出てきた言葉。
「人間界と繋がったのかも……。」
「パプリっ!!」

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  • 狐、ねえ......。人を惑わし、騙す存在としておそれられとったけど、またこれからのキーのひとつになりそうやな...。中ボス辺りに出てくるかな(勝手にRPG)

    じゃあそういうことで(じゃあってなんだよ)見えないからこその言いたい放題(うわあSNSの闇)とさせていただきやしょうw僕の誇れるもんはギターくらいのもんです。

    うん。

  • みーちゃん》
    わああああ(笑)
    はい、みーちゃん、いい子だからお口はミッフィーちゃん(≡・x・≡) ばってんは口じゃないよなんてかわいくないこと言わないでね?笑


    めめんとさん》
    中ボス(笑) だとしたらラスボスはなんでしょ。鬼ノ業はRPG感あったなあ…。

    誇れるものがあるのは素晴らしいこと。ギターやってらっしゃるんですね、私はずっとピアノです。楽器やっている人大好きです。笑

  • あッ、大好きはうれしい...(///_///)
    ただいま絶賛ギター布教中っす。