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LOST MEMORIES CⅢⅩⅡ

パプリエールとエルーナは顔を見合わせた。今、自分たちがいかに危険な場面に立ち会っているかということもあったが、それ以上に気になってしまったことがある。
プロジェクトメンバー。
しかし、考える時間なんて与えられるはずもなくて。
「了解。」
目を少し細めて言うジュリア。
「あの東雲をかわして、私の声にすぐ飛んできてくれたことで確信しましたよ。ジュリアの実力はこの世代でもトップだってね。」
どうやらジュリアは口数が少ないタイプらしいと、パプリエールは見て思った。反応を返さない。しかしそのことを彼は理解しているようで。
「頼みました。」
そう言い残し、再び中央へ。今度こそ、パプリエールは止めなかった。
ジュリアはこちらを向く。眼差しは、真剣そのものだった。
「ジュリアは、子どもとか大人とか、ヴァンピールとか人間とか、庶民とか王さまとかよくわかんない。
でも、大切な友人の頼みだから。」
ジュリアは、パプリエールを見ていた。
「大切な人の大切な人だから、君もジュリアの大切な人。」

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  • まとめあざっす。そっかあ、別人なんか。もうわっかんないやw
    プロジェクト、ねえ...。長くなりそうw一人称「ジュリア」なんやね。なんかいい。

    コーラを煮詰めて冷やしてかき氷にかけるとうまいっすよ。ちなみにペプシ派です。

    みー♪≫行ってら。俺も阿蘇行きたい

  • めめんとさん》
    いえいえ、最後に全部明かそうとこんな作りにして、疑問しか出てこない文章になってしまいごめんなさい(笑)
    プロジェクトに関しても…はい。笑
    そうです!ジュリアの一人称はジュリアです。可愛いですよね、可愛い。とっても。笑

    コーラ煮詰める…!?かき氷かー!それはおいしそうですね!

  • みーちゃん》
    おかえりー!
    いいなあ、乳製品!私大好き…!
    九州には足を踏み入れたことがないから行ってみたいなあ。