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LOST MEMORIES CⅢⅩⅣ

上から降る瓦礫、中央での攻防による飛び交う産物をかわして飛ぶなか、エルーナは聞いた。
外に繋がる出口がひとつしかないというのは考えものだなとジュリアが考えていたとき、ジュリアの前を何かが飛んできた。壁づたいに飛んでいたため、その何かは認識できた。見事にそれは壁に突き刺さっていたから。
「これは何?」
ジュリアはこれ以上ないくらいに顔をしかめて言う。
「かんざし。」
真っ赤な花のついた、いっそ針のようなもの。
「危ないじゃん……。」
もう少し前にいたら、きっとジュリアが貫かれていただろう位置に刺さっているのだ。
"かんざし"に聞き覚えも見覚えもないパプリエールだったが、狙われたのだろうことくらいは想像できた。
前方が崩れてくる。そっちは出口だ。
ジュリアははっとして、まだ崩壊していない、中央からは見えない壁の後ろに二人を抱き抱えて身を潜めた。
地上へ降り立つ。
「だめだ、行けない。東雲に気付かれた。」

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  • 東雲ってなにもんだ...?狐か?
    どういう状況なんだろ、インフラワールドみたいな感じかなあ(違う)
    なおもドキがムネムネしてるよ(意味不明)

    [LOST MEMORIES]で検索かけたらビデオゲームしか出てこないよ...。

  • めめんとさん》
    はい、狐さんです。これはジュリアが明かしてくれましたね。
    ですねー、急展開に輪をかけて急展開ですから笑
    しかも話がぶつ切りになっちゃってますしね。
    神殿から出ようとしたら爆発が起きて、それを起こしたのは狐の東雲ってのが完全要約ですね(笑)
    ああ、はやく目覚めてよぅ瑛瑠ちゃん…ちびえるはまだ脳みそ出来上がってないんだよぅ…。瑛瑠ちゃんの、必殺推理(なんだそれ)が炸裂しないからみなさんを混乱させてる。

    おっとー?私のラジオネームではどうでしょうか??

  • みーちゃん》
    和風よ。ここはまったく違う文化をぶちこみたくててですね。
    私は春が好き。時間がまだまだある感じがして。
    夏はひぐらし、だなあ。

    最後の公式笑った(笑)