太陽、お願いだから無理しないで。
何度言ってもあなたには届かない。
それは私が雑草だから。
どれほど大きな声を上げたって
太陽との距離は遠いのなんのって。
だから今夜も雑草は
太陽を想って涙を流す。
しばらくして泣き疲れて眠りにつく。
ねぇ太陽、
私はあなたをこんなに心配してるのに
あなたには届かないみたい。
あのね太陽、
大きなビルの隙間から、
時々見えるあなたの姿はいつもまぶしいの。
...でも時々、疲れた顔をしてる。
...私の太陽を、疲れさせているのは誰??
...そうだね、私だ。
私を含めた、雑草たちだ。
ごめんね、太陽。