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バケツ、ミドリ色

濁った水でよく見えないけど
向こう側にあなたがいると思う。
見えてるわけじゃないけど、
水が心地よく揺れてるから

降る餌を食べて、きっとあと少し
人間になれるかもしれないわ。
そしたらきっとあなたを見つけてあげる
あまたの星の中から。


ミドリの天井が影になる
差し込む光が柱になって
あの日からまた繰り返す
あなたは少しミドリ色

おチビよ、はねてごめんなさいね
人間になれるかもしれないの。
そしたらきっと雲を掴んでみせる
手のひらで踊る。


降る餌を食べて、きっとあと少し
人間になれるかもしれないわ。
そしたらきっとあなたを見つけてあげる
あまたの星の中から。

あなたを星の中から。

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