ぼくの腰の痛みをきみが(ほんとうには)知らないみたいに、きみの胸の痛みをぼくは知ることがないまま。 こうして一つひとつの宇宙が重なり合わずに生きていくこと、ちょっとだけ触り合っては確かめている。シャボン玉の夏…