夏が終わる。
今年の夏は、俺の思い出に残るものだった。
思い出は、それが終わらないと残らない。
終わってほしくない。
でも、終わってほしい。
そんな矛盾も同居できるほどに、楽しかった。
それ以上でも、それ以下でもない。
忙しさすらも楽しめた。
充実って意味がよくわかった。
なんでだろうな。
今まではただ忙しいだけだったのに。
友達と過ごした日々が、笑いあった日々が、
最高に楽しい。
あぁ、そういうことか。
笑ったんだ、俺。
今までにないくらいに。
夏の陽気に乗っかって、
たくさんたくさん笑ったこと、
それを忘れないでいよう。
そしたらきっとこれからも楽しいから。
それに気づけた最高の夏休み。
決して忘れない思い出のできた、
笑いあった最高の夏休み。