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就活

やっと自分の未来が見えたから、これまでとこれからを、ここに残したいと思う。私は、大学4年生。就活生。一応周りと同じように、今年3月から就職活動を開始した。でも、いざ就活が始まると、自分がやりたいことも、自分ができることも分からなくなった。働きたい企業を探して、企業に入ってやりたいことや貢献できることを探して、面接を受けて…という流れのすべてが、苦痛で、自信を失くすばかりで、社会の中で生きることの難しさに絶望した。5,6月には、周りは就活を終えていた。焦った。でも自分が働いていきたいと思える企業に出会えなかった。7,8月には、周りで飛び交う「内定者懇親会」という言葉に、取り残された気持ちでいっぱいになった。内定のない私は馬鹿にされてしているような気がした。8月下旬に受けた企業で内定をもらえると思っていた。でも結果は「今後のご活躍をお祈り申し上げます」。悲しくはなかったが、自分はこれほど必要とされていないのかと思い知った。これまで何度も、就職をしない選択肢を考えていたから、また無気力になったことを機に、考えた。今は唯一、楽しいと思えることがあった。洋服を見ること。服飾の専門学校へ行こうか。でも自分の本気度が分からない。アパレル業界でアルバイトしようか。四年制大学を卒業して、新卒でアルバイトを選ぶくらいなら、正社員で働けるように就活するべきでは。逃げ道を必死に探した。自分が本当にやりたいことをやっていくために。就職活動をしていて、気がついたことが1つあった。幼い頃に思い描いた将来の夢は、大体叶わない。これまでの自分に、夢見たように輝けない自分が、申し訳なかった。就職先が決まらないこと、就職しても輝けると思えないことで未来が見えなかった。来年度まで生きていく自信がなくなった。でも死にたくなかった。本当に、ただ、死にたくなかった。何故なら、洋服を作ってみたかったから。本当にそれだけ。それだけで未来が開けた。来年度1年間、独学で洋服作りの勉強をしながら、フリーターをする。1年間、自分がやりたいことをやる。その後、専門学校で本格的に学ぶなり、アルバイトから正社員として雇用してもらうなり、道はある。自分のなかで、就職という安定が犠牲になっても、やりたいと思えることがあれば、怖いものはなくなった。フリーターになる理由と覚悟ができた。周りから何を言われるか不安はある。でも今清々しい。

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