「おはよう。瑛瑠さん、歌名。」
聞き覚えのある声。
「おはようございます、長谷川さん。」
そっと制服の上から指輪を握りしめる。
大丈夫。そう、自分に言い聞かせる瑛瑠。
「……邪魔、しないでよ。」
背筋に何かが走った。暖かい春の気温の中に、1ヶ所氷点下の地点がある。
思わずぎょっとして歌名を見るが、先の殺気じみた氷点下はなくなっていた。
見据えるその目の先には望。
「おはよ、望。」
にっこり笑う歌名は、会ったばかりの雰囲気そのものだった。
この子も、何かある。
正直、歌名には何のアンテナも張っていなかった。どんな子だろうかと今までを思い起こすと、望と話しているときにしょっちゅう同じ場に居合わせているのだ。
「あ!私、昨日先生に頼まれていたプリント、コピーするの忘れてた!
望、お願い、手伝って!ひとりで敵う量じゃないの!」
さっと青ざめた歌名は望の腕を引っ張る。
この子、表情豊かだ。そして、わかりやすい。
「え、ちょ、待って!歌名!?」
「瑛瑠ちゃんごめん!先学校行ってる!」
つんのめる望は引っ張られるがまま。朝から元気だなあなんて考えてしまうのは、2日間のブランクが原因だと思いたい。
台風のような勢いで去っていったその場に残された暖かい空気は、春を告げていた。
そして、またひとりに戻る。
な、なに...ハッセーだと...?
メメントニ9652ノダメージ!!!
カナちゃんが何やら冷たい...!
メメントニ348ノダメージ!!!
メメントハタオレタ!!!
お料理するよー。
三、四ヶ月前くらいまで学校掲示板で夜食投稿してたなあ(遠い目(そんなに遠くない))
またやろっかな
みーちゃん》
歌名ちゃんめんこい…。色々話したいけどまだやめておこう。とりあえず歌名ちゃんめんこいのよ。
はすむかいですねー。日本語って感じがするよね。
うんうん、好きなアーティストとかが歌詞にすごく拘っていたりすると、感化されちゃう笑
好んでそういう言葉を選択したり目で追ったり…。
めめんとさん》
テレレレレレーレ テレレレレレーレ テレレレレレッテッテテー
ピーターノ レベルガ 1アガッタ
HP11296→11853
MP2236→2259
歌名ちゃんが何やら冷たいってやつが私のツボを刺激しました。何やらってのがまたいい。
なるほど。面白いことをしていたのですね…。
お料理男子はポイント高いのではないでしょうか←