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不安、恐怖との戦い

石巻市民の私。3.11の時は小5でした。地震が起きたのは午後2時過ぎ。寒かったけど、辺りは明るかったし周りには友達がいたから怖い気持ちもあったけど、今まで経験したこともないことだからだけどそこまで被害が多くなるなんて思わずに迎えに来てくれる親を待ってました。でも、迎えに来たのは祖母。「お母さんは?」と聞くと「連絡取れないんだ。」と。私のお母さんは海沿いの職場で働いていました。家に帰ってラジオから流れている情報を聞くと「大きな津波がきてる」という情報が。もしかしたらお母さんは生きて帰っては来ないだろうと思い毎日毎日泣いてたことを思い出しました。連絡が取れないまま3週間がすぎた頃お母さんは知り合いに送られてなんとか帰ってこられました。奇跡だと思いました。北海道の皆さんは暗闇の中で地震が起きて、何があったのか、どうなっているのか知れないまま、不安の中で朝を待っていた恐怖は計り知れません。でも、きっと奇跡はおきます。「そんな簡単なこと気安く言わないで」って思うかも知れませんが、経験した者だからこそ言えることもあります。きっと奇跡はおきます。今は不安で恐怖の時間を過ごしてるかもしれませんが、乗り越えましょう。共に。

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