風が秋の色に染まり始めたら 君は淋しそうに笑うんだ 横顔に哀愁を含んで リップクリームを塗り直す唇に 乾燥の二文字はこれっぽっちもなくて そっと触れたくなるから目を逸らした ツナマヨネーズが好きな筈なのに 今日は焼きおにぎりなんて コンビニおむすびで浮気なんかしないでよ 日が早く落ちる帰り道で 夕日に滲む君の後ろ姿を 瞬きでくり抜いて 思い出という型にはめる