机に足をのせて
この色気のない真っ白な足に
ナイフで一本の切込みを入れれば
明日からの生活が変わるかな
なんて思ったりして
ソファで寝転び
気づけば朝になっていた
さぁ今日も僕でないもうひとりのぼくが
この身体を持ち上げなければと
必死になってるよ
寂しいと叫ぶにはあまりに僕は満ちいていて
孤独だと叫ぶにはあまりに僕は幸せで
その上、全部逆だった
午前零時をまわる頃
やっとこさ今日の大切さに
気付かされては"またやり直そう"と
起きた朝から駅に走る
きっと僕に
寂しいと言う資格なんてない
孤独だと言う資格なんてない
脳みそでちゃんとわかっていないから
いつまでも
変わらない僕のママ