誰かを恨み羨んで、妬み嫉んで荒みました。
壊して直して繰り返して、最初とだいぶ変わりました。
取り外せない魂を心の底から恨みました。
取り敢えずの繰り返しで15年生きてきましたが、辞めたくなってきたんです。
でも取り敢えず、明日も同じように生きようって思ってしまったのは
君に彼氏がいたからでも、ジャンケンで勝ったからでも、新譜が発売されるからでも、
ないような ないような気がするんです。
夜に寄る辺はないし、はべる隙間もございません。
茹だる・アンダー・ザ・夜空
向こうには何も見えてません。
取り敢えずを繰り返してちいさくなってきましたが、辞めたくなってきたんです。
でも取り敢えず、明日も同じように死ねないって思ってしまったのは
君と目が合ったからでも、抉った傷が痛むからでも、手に触れたからでも
ないような ないような気がするんです。
取り敢えず「おやすみ」と、口では言ったけど
心の中では
「好きです。さようなら。」
って、言おうとしてたんです。