『The Farver magic library which turns around endlessly〜永遠に廻るファヴァー魔法図書館〜』
覚醒とは、つまり起床。
起床とは、覚醒。
ハーヴェストさん亡き今、
死にかけている今、
何が出来るのだろう。
そうだ、
それは、
僕が人間だからだ。
人間は脆い、
よろしい、
ならば、
僕は、〇にでもなり、
此処の主権を握ってみせる。
・注意
これ以降は、レスで物語を展開していきます。
すっげぇ長くなります。
あと、一日かけて書くので更新遅めです。
ここに箱だけ作って置きます。
1:knowledge
やっと、やっとよ。
完成したわ。
230年待った甲斐があったわ。
この図書館で持つ者が一握りしかいないこれをやっと魔法で創り出す事が出来たわ。
そう、これはペンよ。
この図書館では、ペンはとても重要な意味を持つ。
だって本を記すのに必要だもの。
これで私も、『管理人』『統制者』『特異者』と同じ位で立つことができるわ。
私に『知識』という名前をくれたお父様。
やっと、お父様の所へ行けるわ。
もう、目を背ける事も出来なくなるわ。
うふ、うふ、うふふふふふふふふ......。
『録』の称号は私のものね。
誰にも渡さないんだから♡
2:×
不機嫌極まりない。
何故、あの人間はあのやうに逃げれたのか?
とてつもなひ覚悟のやうなるものを感じたが。
きゃつは何をしに行ったのやら。
吾は、『統制者』なるぞ。
主権は、吾にある。
吾以外の人間の勝手など許さぬ。
サテ、
ココニ在ル破片ハドウ処理シヤウ。
所詮素キ丸デアル。
放ッテオカウ。
『管理人』『特異者』ニハ、
キツク言ッテオカネバナラム。
『魔導師』ヲドウニカセネバナラムト、
キャツハ、
近ク吾々ト、同等二ナルカモシレヌ。
いや、もう既に成っておるかもしれむ。
3:Specific
「君は、誰だい?」
「ほう、君は鵺から逃げてきたんだね。」
「そんで?何がしたいの。」
「ほう、〇に成りたいと。」
「ふふふ、何を言っているんだい?」
「役目を終えた君なんか。」
「これはもう駄目だね。」
「『記』の座は渡さないよ。」
「......?さっきから何独りで喋ってるかって?」
「それは、僕が『特異者』だからさ。」
「さぁ、かかっていらっしゃい。」
「君のターンなんか既に......。」
「終わってしまっている事に気が付かないなんて酷く残酷で美しくて当たり前な話だよね!!」
「君に発言権なんか無いんだよ。」
「......ありゃ?......もう駄目だね、動かないや。」
「『管理人』を呼ばなきゃ。」
4:
此処に、全てが集う。
此処は、本が集う魔法図書館。
此処に、4座が集う。
此処は、それ以外も集う。
此処に、不本意が集う。
此処は、それと同時に本意も集う。
此処に、時間が集う。
此処は、空間を拒む。
5:『とてもきよらかな』
目であった所を開けると、目の前に知識がいた。
知識は次の様なことを延々と話した。
「ごめんなさいね、契約は破棄するわ。」
「まぁ広さなんて、どうだって良ったんだけどね。」
「アナタは良く持ったわ。」
「お帰りなさい。アナタのいるべき場所へ。」
「此処は、全ての時間が集う場所。」
「此処の前には、時系列など無に等しくなる。」
意味がわからない。
僕は何だったんだ?僕は何者だったんだ?僕はどんな役目を持っていたんだ?僕は、僕は。僕は''僕は/僕は*僕は、............。
×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××
瞬間、目が覚めた。
目の前には、見慣れた僕の部屋。
壁に掛かっている高校の制服。
何時もより眩しい日の光。
.........夢を見ていた。
それはそれは、永い夢であった。
安心して、僕は、部屋のカーテンを開けた。
窓の外に見えた景色は、
それはそれは、『とてもきよらかな』
景色であったとさ。
×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××
そして、ファヴァー魔法図書館は、
廻る。
―ファヴァー魔法図書館 第一部 完
あとがき
あれぇ...一日かけて無いね。数時間でかけたね。
やったね、すごいね。......。
どうも、また会いましたね。
注意書きを破る事に定評のあるkey-towerです。
さて、第一部 最終話という事なんですが。
明日から第二部始まるんで、そこは安心して下さい
。
今回はバッドエンドでしたね。
なんでこんな話にしたかと言うと、日本人はハッピーエンドが好きすぎると思ったからです。
今時悲劇なんて流行らないけど、書いてみたかったんだ、こういう話が苦手って人がいたらごめんなさい。
てか、載るんかね、こんな話。
まぁいいや。
この話は、#11からが本編です。
ここまでの話は前置き。
ただ単に、ファヴァー魔法図書館っていう図書館を知って欲しかっただけなんだ。
それを踏まえて、一つ頼み事をします。
#11を読む前に、僕がこの間SOL図書部小説企画で書いた、『天使射怪鳥事 』の第二話を見て欲しいんです。
この先は、そのお話の続きになる予定です。
僕のマイページからマンガ・図書部掲示板に飛んで貰うと、あると思います。
さぁて、第一部で謎をたっくさん振りまくだけ振りまいて第二部へと突入します。
はっきし言って、謎を回収し切れるかわかりません。
僕の力不足で物語が破綻するかもしれません。
でも、良かったら、
少しだけでも、僕の妄想に付き合って頂けたら幸いです。
To be continued NEXT #11 /#3『真弓』
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