あぁ疲れた、なんて
霧雨舞う夜に呟く口元
かきあげた髪の毛、指先
最近はどうも乾燥がひどくて
あちらこちらがカサついている
そんなことを思いながら歩く夜道
高いところにいるお月様に哀愁を感じる
秋の夜長というけれど
それでも24時間じゃ全然足りないよ
やらなきゃいけないことは山積みで
乾燥に負ける唇を、髪の毛を、指先を
大切にいたわる時間も無いままに今日が終わる
コンビニおむすびを頬張るその口が
また少し切れて痛む季節
秋の夜長なんて勿体つけずに
どうせなら1日が34時間くらいになればいいのに
そうすれば何もかも大切にできるのに