金木犀が香りだす また貴方の右手が恋しくなる いつもカサカサに乾燥してて あたたかい その熱を忘れたくない なんて思っていたら いつまでも いつまでも私の中に残っている 困ったな いつまでも 貴方を忘れることができない イヤホンから聞こえる調べは哀愁漂うものばかりで 柄でもなくノスタルジーってやつに浸って いつからか お腹なんかもう空かなくなったよ けど 今日もあなたのいない世界で生きていかなきゃ いけないから コンビニおにぎりの最後の一口を放り込んだ