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ダイアログ:1017

彼女は言った

いつかは終わってしまうのね

終わるから始まりがあるなんて言わないで

そんなありきたりな言葉で

私を慰めようとしないで、と

だから僕は言った

終わりを決めるのは

君自身だよ

君が諦めの悪い人間で

まだ終わってない、なんて

スポーツ漫画みたいなことを言ってれば

少なくとももう少しだけは

終わりが来るのも先だったかもね

すると彼女は言った

下らないね

僕が返す

うんくだらない

でもこの世界は

どっからどうみても

下らないから

彼女は納得したように

それもそうね

でもそれって

なんの慰めにもなってないから

僕は小さく笑った

テーブルの上のコーヒーが

小さく揺れた




九月も末。

  • なんてことない
  • もう秋だね
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