ここは天井と壁だけの世界
雨の音は
どうやら朝まで止まない模様
聞こえてくるよ
水溜まりを走る車
僕は床にひっつてしまったんだ
ああ、地球が重い
いつの間にか夜がやって来て
電気のスイッチは遥か彼方
カーテンの隙間から差し込む車の光が
何度も天井を滑るんだ
僕はずっと眺めてた
さっきまで考えていたことも
思い出せない
だけどその事はもうどうでもいいんだ
君に会いたい
偶然のように
君も何処かへ消えてしまうんだろう?
何もしない僕、焦りだけが追いかけてくる
ただ息をするだけの僕は死体