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LOST MEMORIES CⅧⅩⅡ

「久しぶりに食べたような気がする。」
優しい甘さに破顔する瑛瑠。
チャールズが、少し意外そうに訊ねた。
「お嬢さま、今日いつもと変わったことありました?」
変わったこと――先程の望とのやり取りを思い出してしまい、顔に熱が集まる。あのときは状況をのみ込めず、望に主導権を握られっぱなしだったが、落ち着いて思い出してしまうと、どうにも居たたまれない気持ちになり、鼓動が速まるのを感じた。
しかしこんなこと、
「言えない……。」
さて、一方でこんな顔してこんなことを言われたチャールズが心穏やかでいられるはずもなく、先の氷河時代が再来したようで。温め、丁度よく溶けたはずのキャラメルは、封を切る前の固さを取り戻した。
「お嬢さま?」
作り笑顔は普段の倍の華やかさだ。

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  • ワッフル...。何語かは忘れたが「蜂の巣」とか言う意味らしいな。やっぱマネケンはエエなあ(誰)

    なんなんだなんなんだ一波乱起きそうだとは思っていたがまさかこれほど早いとは(驚愕)チャールズこええ⌒v◯

    そろそろ学校掲示板に復帰したいな...。

  • めめんとさん》
    ストロープワッフル、ぜひ。めちゃんこおいしいでございます。

    お父さんかって突っ込みたくなりますよね、チャールズさん。
    パパもパパで親バカだから…もう、この家は…。


    みーちゃん》
    おいしいよねえ。どこだっけ、ストロープワッフルはオランダ発祥?美味しいお菓子があるって素敵だなあ…。

    楽しみにしてもらって嬉しいです(笑)また月曜日だからね、載っけて参ります。