夕陽が沈みかけたある夕方のこと 母親が子を呼ぶ声 夕飯の支度の匂い 時折香る金木犀 鈴虫の鳴く音 街灯に照らされた 僕と君の影 沈んでいく太陽が僕らを急かす 全速力で自転車のペダルを漕いで 僕らは家路を急ぐ 遂に太陽が沈んだ 長い夜が来た