嘘の重ねがけは いよいよ計量カップを溢れでて シンクに零れそうだった 黒々としたそれを 僕は慌てて飲み干した 爛れた喉から全身に廻る 静脈を黒く染めながら 染み込ませる 重ね重ね信じ込ませる
なんというか気持ち悪いのですけれど、読んでいてとても気持ちが良い。 言い知れぬ感覚に陥りました。