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LOST MEMORIES CⅧⅩⅨ

チャールズは、少しの間のあと、小さく頷いた。
音はなかったが、了承を得たということでいいのだろう。
「まず、エルーナというヴァンパイアを知っている?」
チャールズは驚いている。やはりあれは、ただの夢ではない。
「……知っています。」
少しの間のあとの答え。瑛瑠は進める。
「では、次。ジュ」
「え、待ってください。それだけですか?」
きっと、そのエルーナについて言及されると思っての間だったのだろうと思うが、生憎知っているかどうかを確かめたかっただけの瑛瑠は、エルーナについては聞かない,と応えた。
だからもちろん、そのあとの人のことは多少聞きたいということでもあるのだが。
「次、ジュリアさん。」
「知っています。」
「同級生?」
「……彼女については聞くんですね。」
「エルーナについては聞かないと言っただけ。」
軽くねめつけられたが、微かに笑って続ける。
「同級生です。」
「もしかして、彼女が優秀なヴァンピール?」
「そうです。」
聞いたことにしか答えてくれないなと思うも、仕方がないのかもしれない。
そう切り替え、次の質問に移る。

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