それは 音もなく 弾けて消えた 守る隙さえ見つからなくて 壊れたあとは 何も残らない 何事もなかったかのように 水面は凪いでいる またひとつ 弾けて消えた ほら、またひとつ どうせなら 僕と一緒に遊びませんか ぽつり 最後のひとつが 弾けて消えた 残ったのは 空虚な僕だけさ