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LOST MEMORIES CⅨⅩⅦ

少しでも期待した自分が馬鹿だったように思う。明日、英人と何を話そうか。
「ただ、」
瑛瑠が思考を移す前に口を挟むチャールズ。
「先程のお嬢さまの予想とやらを否定するつもりはありません。」
肯定もしませんが,と間に髪の入る隙間も作らずいれてくる。
しかし、少なからず他人に話しても良いだけの内容ではあったということで。
少し道が開けた気がして、浮上する思いがする。
その気持ちに背中を押され、先はスルーした、でもずっと気になっていたことが音になる。
「チャールズは、私のお兄ちゃんなの?」
どんな答えでも瑛瑠は戸惑ったと思うけれど。
チャールズは
「違いますよ。」
そう言って微笑んだ。

  • LOST MEMORIES
  • 三題噺はまた明日
  • チャールズさん主体になりますので、お楽しみに。
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