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花が咲く頃に

彼女はすごく綺麗だ。身長は高校1年という年とは思えないほど小柄で髪はインナー染の青色。そのごっついヘッドホンをして俯いてるから、彼女の綺麗な素顔は誰も知らないと噂をされているくらいだ。声は高く透き通ったようで聞いていて心地よい。ただ授業参加はほとんどしてないし、なのに頭は抜群に良い。先生から目をつけられてんのに流れに乗らないような性格。正直なにを考えてるかわかんなくなる。「ねぇ」「うわっ?!」「なにぼーっとしてんのさ」こうやっていきなり話しかけてくる「別に、君こそなんで保健室いんのさ」そう僕と彼女は今保健室にいる。「社会の先生私がいると気にくわないみたいだから、君は?」「僕は、、熱中症になりかけたから休めって」「相変わらず運動神経抜群だもんね」「君だって音楽に関しては一般とはレベルが違うだろ?」「そう思ってるなら嬉しいな」
彼女は褒めると悲しそうな顔をする。彼女の悲しい顔なんて見たくないけど、彼女を褒めたい気持ちも僕の中にはあるのに、、。

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