ほら 雨が降ってきたなら その濡れた頬をぬぐって 傘なんてさ 野暮なもの持たずに 外へ行かないか 紺青色の空に ラメントを歌おう その歌声で もっと雨を降らせて もっと もっと 涙と雨が入り交じって 自分との境目さえも 分からなくなる頃に 君に一輪 花でも贈ろうか 頬にはりつく 濡れた髪 そこを滴るのは 涙か雨か