ベッドの足元に蹲るスカートと毛布に包まるその中身
この「愛してる」が嘘だなんてきっとお互いに知っていた
暖かければ誰だってよかった
でも今、こんなにも寒い
海峡にかかった大きな橋が
地球についた巨大な傷口に突き立てられたホチキスの針のようだ
僕らはこんなにも繋がろうとするのに
結局傷つけあってばかりいる
あるいはそれ以外に繋がり方などありえないのか
感傷的な振りをするくせに
傷つけるのには無頓着で
最低な僕たち
吊橋効果の終わりに
そうして橋は落ちた
「嘘」って、なんて冷たいことばでしょう…
愛し合うように、ゆっくりと殺し合うことしかぼくらにはできないのかな。
お
ち
て
いく…
夢のように。