「時雨ちゃんと美月遅いな〜。」
そんなことを呟いて、僕だけの音楽室で歌い出す。
「Hello Hello Hello つかぬ事を
Hello Hello Hello 御伺いしますが
Hello Hello Hello 以前どこかで
Hello Hello Hello お会いしましたか」
そこまで歌うと音楽室のドアが開いた。
「ごめん。遅れた〜。」
という時雨ちゃん。いつもよりも軽い口調だな。
「すいません!遅れました!」
いつもの敬語で話す美月。
「あー、まあ大丈夫だから。」
そう言うと、時雨ちゃんがこう言った。
「結月、今Adventurer歌ってたよね?」
「そうですが、何か〜⁇」
僕がそう言うと時雨ちゃんが
「いや、別に何も。」と言った。
「てゆーか〜うちらの部活大丈夫なのかな?」
時雨ちゃんが言うと美月が
「大丈夫じゃないと思いますよ。」
と言った。
だよな〜
そうおもっていると時雨ちゃんが
「勝負は新歓ライブだね!」と言った。
僕と美月は頷いた。
そう、僕らの軽音部は廃部寸前なのだ。
【続く】
どんな文章でも、どんな展開でも、読んでる方にとってはなんでも楽しいです。
次回も楽しみにしてます!
レスありがとうございます!こうゆう系の話大好きです!って言うか私よりうまい感半端なくてすごいです...!
出たっボクっ娘。嫌いじゃない。
一話目から情報量がすごい...。これは読まねば。