「お好きな席へどうぞ。」
にっこりとされ、比較的入ってすぐ目につくような席を選んだ。
お水を置かれ、ごゆっくり,と告げられる。
「お決まりになりましたら、お呼びくださいね。」
時間も時間なので、人もまばらだったが、居心地の良さそうな喫茶店である。
見るに、働いていると思われるのは先の彼女のみ。どうやら、ひとりでまわしているらしかった。
お客さんと、お皿を拭きながらカウンター越しに話すようすからは、お客さんとの関係が深い店なのだとわかる。
しかし、ひとりとは。
瑛瑠の目視ではあるが、彼女はまだ20代であるように見える。それも、チャールズと同じくらい。
雰囲気に、既視感を覚える。
どこかであったのか、はたまた誰かに似ているのか。
見つめていると、その彼女は扉へ、いってらっしゃいませと呼びかける。先程、瑛瑠にしてくれた、可愛い笑顔と共に。
前話がいってらっしゃいではじまって今回がいってらっしゃいっで終わったことに意味を見いだしたがるめめんと
めめんとさん》
Oh…マチガエタ。
あの、ごめんなさい、最後の、それ。
いってらっしゃいませとじゃなくて、普通に「いらっしゃいませ」です…笑
あの、ごめんなさい、間違えただけでした(笑)
みーちゃん》
いつだって私は予想の斜め上をいけるように頑張っております…ふふふ。最近読みのいいみーちゃんの予想通りにいくかしら?笑