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LOST MEMORIES ⅡCⅣ

「お好きな席へどうぞ。」
にっこりとされ、比較的入ってすぐ目につくような席を選んだ。
お水を置かれ、ごゆっくり,と告げられる。
「お決まりになりましたら、お呼びくださいね。」
時間も時間なので、人もまばらだったが、居心地の良さそうな喫茶店である。
見るに、働いていると思われるのは先の彼女のみ。どうやら、ひとりでまわしているらしかった。
お客さんと、お皿を拭きながらカウンター越しに話すようすからは、お客さんとの関係が深い店なのだとわかる。
しかし、ひとりとは。
瑛瑠の目視ではあるが、彼女はまだ20代であるように見える。それも、チャールズと同じくらい。
雰囲気に、既視感を覚える。
どこかであったのか、はたまた誰かに似ているのか。
見つめていると、その彼女は扉へ、いってらっしゃいませと呼びかける。先程、瑛瑠にしてくれた、可愛い笑顔と共に。

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