「さて、仕上げといこうか。これで俺達は冥界の楽園には行けねぇな...最後の海で氷付けか、悪夢の空でさ迷うか...」
「ここまで来たんです、覚悟はできてます」
一人がベルトと試験管を持ってきた。
...あれだ!
先に試験管を注入し、経過を見る
おぉ...力がみなぎってくる...
「こんなもんでいいか...おい、エボルドライバーに入れろ」
エボルドライバーと呼ばれるベルトに「それ」が落ちる
刹那、強烈な光と共に「それ」が人の形になっていく
「な...なにが...」
「こいつは驚いた...」
次の瞬間、二人の意識はどこかへ落ちていった...
ロック!ロック!エボルロック!
フッハッハッハ!
電子音と共に形の形成が完了する
「まだ不安定か...」
コアを取り戻し、全てを取り戻した「それ」がそこにあった紙束に視線を落とす。
Iris...イリスか...それが私の名前...
そこにはこう記してあった
完全寄生生命体Iris
ネフェリムの血と下級天使の肉体3体を結合
5日後、被験体の安定化を確認
そして一番下に手書きのラテン語で
Lets dare virtutis est domina. Ut ex me.
(貴女に力を与えましょう。私のもとへ)
イリスは研究員一人の肉体を奪い、命令に従ってネフェリムのいる場所を目指した...
その日、全ての次元を脅かす悪魔が誕生した
そして同時に、創造主の分身...ノアの手によって神への反逆者...ネフェリムが力を削がれて地上へと封印された
エボルドライバーって、あのエボルドライバーだろうか、、と思いつつ^ ^
ラテン語ってかっこいいですよね^ ^