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LOST MEMORIES ⅡCⅩⅡ

英人の先の言葉でチャールズを思い出したことで、確かめたいことを思い出した瑛瑠。
「英人さん、ジュリアさんて方、まわりにいます?」
エルーナもとい英人が、姉ちゃんと呼んでいた存在。しかし姉はいないと話していた。
チャールズをお兄ちゃんと呼んでいたが、彼が実兄だという記憶も事実もないから。何か繋がりがほしかった。
「ジュリアは僕の付き人だ。」
なんと。ここまで状況は似てくるものか。
「あの、私の夢の中では、英人さんはジュリアさんのことを“姉ちゃん”と呼んでいたんです。でも、この前聞いたときは姉はいないとおっしゃっていましたよね?」
英人は納得した顔をする。
「前のあれはそういう意味だったんだな……。
ジュリアは従姉だ。“姉ちゃん”は呼称。」

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