僕の通ってる『赤井道場』は赤井師範とその息子つまり誉達の父親を含めた計七人の講師陣
門下生は小学の部計十七人
中学の部計十三人
高校の部計十一人
大学一般の部計十六人と現代において結構繁栄してる方。県下最大。県最強。とも噂され道場内での競争もかなり激しい。
そして一ヶ月後に小学の部の県大会が迫っている
僕はまだ始めて一度も試合に出た事がない。
つまりこの試合が僕にとってデビュー戦となる。
話は戻り『おう。』と素っ気なく返事をした僕に誉は元気がないと喝を入れて後から来た友達の所に話に行く。
この何気ない会話が今日も練習を頑張る糧になる
何ニヤけてんだ気持ち悪い。
そこに来たのは僕が一方的にライバル視してる男
池浜輝喜。通称テルちゃん同い年の黒帯。
ムカつくほどにイケメン。