北の山々を乗り越えた風が 四季を早送りさせる。 窓を叩いていた雨粒も いつのまにか、遠い過去。 この夏なにをしたか、 なにができたか。 忘れないだけじゃ きっといけないよ。 キミが知らない明日と キミがいない昨日と 世間は何一つ変わらないけど 僕の記憶から 1ピクセル、 キミの香りが 消える。