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LOST MEMORIES ⅡCⅩⅤ

英人が見た文献、記録とは何だろう。
瑛瑠の疑問を掬った英人は、国の報告書と言い放った。
「それ、重要案件ではないですか……?」
恐る恐る尋ねると、悪びれる風もなく頷く。
「バレたらまずいだろうな。
だが、成人した後で書物庫の奥まで行けるようになってから漁ったわけだし、王の息子だから。」
だから合法。
職権濫用じみている。どこまでも聡いらしい。
「原点に戻るようだが、やはり10年前に何か重要なことが起こったんだろうな。」
英人はため息をつく。
「なぜ今さら遣わせたんだか。それも、内容を隠して。」

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