美月視点
雨の公園に結月姉は現れた。そしてこう問われた。
「こんな雨の日にどうしたの?」と。
「家がないのでここのいるんです。」
「なら、うちに来る?」そう言われて断った。
「私なんかがいても迷惑かけてしまうだけなので。」「でも、私にも血の繋がりがある家族はいないよ。」
そう言われて驚いた。
「同じ立場だったんですね。」
「うん、そうだよ。でもこんなところで雨にうたれてると、風邪引いちゃうから私の家に行こ。」
そう言われたので「お言葉に甘えて。」と言い結月姉の家にお邪魔した。
【続く】
お久しぶりです。
雨の回想シーンって、それだけで想像力が掻き立てられるというか、雰囲気がいいですよね。
冷たい雨から温かい家への場面転換は見ていて安心します。
これからも頑張ってください。応援しています。