さて、落ち着きを取り戻したふたり。先に口を開いたのは英人だ。
「何を監視していたのか、それがわかれば過去のプロジェクトに近づくと思う。
その報告書、10年前のだけ、量がいやに少なかった。抜き取られていたんだろう。その最後の年のを読んだために、詳細がわからなかったってことでもあるんだが。」
ぬかりはないはずだったのだ、そのページが存在してさえいれば。確かに、最後の年を見るのが普通というものだろう。
「私の夢に従って考えるのであれば、監視対象は狐と考えるのが妥当かと。」
「まあ、そうだよな。」
少なくなった飲み物を見つめたまま、とうとう煮詰まってしまった瑛瑠は、英人に声をかける。
「ここまでだけでも、大収穫ではないでしょうか。
英人さんとお話しできてよかったです。
だから、今日はもうこの話はおしまいで。そのかわり、残りの時間を私にくださいません?」
祝瑛瑠、こういうところである。
微笑んで言い放つことには。
「英人さん、デートしましょう。」
はい言ってしまった。安定だねパプちゃん。あいっかわらずマイペースなんやから...。行動に移す時はよく考えてからにしなさいって習わんかったん?(人のこと言えない)
さあ、キリちゃんの反応が楽しみだね(。-∀-)
めめんとさん》
ほんと、祝瑛瑠こういうところである。ですよね(笑)
なんていうかこう、危機管理の教育に努めるべきだよチャールズさん!隙がありすぎて色々がばがばです。
それだけ平和な環境で育ったんだなあ。これは守らなきゃってなる。
英人くんの反応お楽しみに(笑)
監視対象の狐って何ですか??
やっぱり、師匠の会話場面好きです!
ドキンってする!!
あっ、
奈良県のイメージとかありますか??
ちょっといろんな人に聞いてみたくなりまして…
りんちゃん》
狐は、例の瑛瑠ちゃんの夢に出てきた狐のことでしょうねたぶん…。プロジェクトの目的が監視なのではないかというふたりの考察。
奈良県…?笑 このお話は一切関係ないよ。笑
ピーターさん、多分そういうことじゃないよ...。
りんちゃん≫奈良と言えば大仏!鹿!平城京!あとお隣さん(うちの家から歩いていける)!
ごめんそれぐらいしかない...(苦笑)
りんちゃん、めめんとさん》
違った。そういうことか(笑)
出身が奈良県だからだね笑
鹿のイメージが強いかなあ…大仏もそうだね。
私はお寺が好きだから、奈良県でお寺巡りしたのは楽しかったなあ。
ありがとうございます!
鹿も、大仏も、平城京も近くにはないです笑
大津皇子が眠ってる山が近くにあります。