昨晩泣いたことには誰が気づくわけもなく、私はひとり、勝手に闇の中に引きずり込まれてゆく。あいにく昨日も今日も連続の雨だった。
理性の雲をつくって悲しみの雨と一緒に降らす、そしたら雨は心のままに、ではなくなる。僕は僕の思い通りにいかなくなる、その姿で"集団"をやり過ごす。
今日は元気ないね、あの子。
心配されてるの?
羨ましい
お前とは一生話さねぇ。
心が痛いから休むだって?私の心も痛いの、気づかないでしょう、誰も。
(言わないと伝わらないこと、わかっていないふりをして今日もあなたが私のことを、心配してくれないかって、うすうずしている、わかりづらすぎるSOS、あきれたよ、一人称さん。)