アネモネの花弁が 風に揺られて はらはらと散ってゆく 儚い恋に胸を痛め ぎゅっと唇を噛む 無邪気な日々に まだ淡い期待を夢にみる 色とりどりに散ってゆく 紫の花弁をかき集め 私は泣いた 指の間から落ちる花弁 どうか 真っ赤なアネモネを 私にと 純白の花弁を風に翔ばして また淡い夢をみる