モッズコートで夜を歩く 温かい缶コーヒーを口元まで 両手で上手に丁寧に運ぶ 右手に見えてきた あの子を初めて見かけた 小さなカフェ 扉には立方体のCloseのかんばん 窓のカーテンの向こう側で いつものように甘ったるい口元のきみを 想像する僕にささやかな胸焼け 微糖派の僕には ウィンナーココアは甘すぎる。