恐ろしい程に真っ赤な液体が 目から頬へ伝ってゆく 僕の悲痛な叫びなんてお構い無しに 君は僕を 食い散らかすの 乙女の姿した君は 僕の皮膚を食い破って 生き血を啜り 僕の四肢を引きちぎる 痛くてしょうがない 息ができない それなのに 僕は君の 唯一無二になれないの 真っ赤な涙を流した おぞましい姿の僕は それでもまだ 君を憎めない