0

寄生

恐ろしい程に真っ赤な液体が

目から頬へ伝ってゆく

僕の悲痛な叫びなんてお構い無しに

君は僕を

食い散らかすの

乙女の姿した君は

僕の皮膚を食い破って

生き血を啜り

僕の四肢を引きちぎる

痛くてしょうがない

息ができない

それなのに

僕は君の

唯一無二になれないの

真っ赤な涙を流した

おぞましい姿の僕は

それでもまだ

君を憎めない

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。