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This is the way.[Ahnest]8

手紙には、こんなことが書いてあった。

『アーネスト・イナイグム・アレフ殿
 陛下の謁見望まれる故
 疾く疾く冬宮まで来るべし。
  ルーガル・トルフレア二世側近
     アズマルディ・ユン』

以上。
..............................なんじゃこら。
用件もわからない。ただ王が会いたいそうだ。僕に?ただのしがない留学生の、僕に?わからない。留学試験の時に「王室枠」というものがあるらしいとは聞いたが、三年近くたってしまった今さらそんなことは考えられない。
それとも国王の気まぐれだろうか。そうだとしたらかなりの傍迷惑なんだが。まあ王命なんだろう、行かねばならんだろうか。とりあえずライネンさんに相談するか。
そんなことを考えていると、飯できたぞー、というライネンの声。呼ばれてアーネストは腰かけていたベッドから立ち上がり、手紙を手に階下へと降りた。

  • This is the way.
  • 「電報みたいだ」って書きかけた
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