街角を舐める風 肌に突き刺さる 北風小僧の御来日 なびかせた景色に ちらつかせた前髪 やかましくて仕方がない 重いまぶた お日さまが座る 擦った目玉が落っこちた ビート刻む足音止める 赤信号はもう 許さない 俺はあくびを飲み込んで 青く伸びた影と 光 ちょっと感傷的な朝 やるせない退屈な1日の 気の抜けたオープニングソング 少し苦い缶コーヒーが 気だるい俺を蹴り飛ばすのだ