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ピンクのヘアピン

同じクラスのメガネくん
完全に大人しい優等生タイプの外見だ。
最近孤立してたんだけど、やんちゃボーイ君と楽しくやっているみたいだ。
新しい週。いつもの時間に私は自分の机にいると何やら歓声が教室の中を突然包んだ。
なんだよと思っていたら女の子の目が輝きを放っている。
軽く気持ち悪いなぁと思って目線の方向を見たらメガネくんがまさかのコンタクトデビュー。
そっからの日常は変わった。
メガネくんは優等生タイプからやんちゃ系になって遅刻も増えた。
でも前より結構笑うようになった。
文化祭シーズンにはそんなに仲良くないが、話しかけてくれた。
内心嬉しい。
もう私も引っ越してしまったからあの電車に居合わせることも無くなったが、
あの日の美しかった横顔はまだ忘れられてない。
別に好きとかそうゆうのじゃないけれど、綺麗な夕日ほどそう感じてしまうのだ。

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