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頭の中。

まだ、信じきれていない。
人間の存在。

私は虚しい人間だ。
感情、勇気、理性。
全てが無い。

皆が羨ましい。
喜んだり、憎んだり、
悲しんだりできる皆が。

小さな体で、13年を背負ってきた。
「良い。」とだなんて、
思えなかった。

やがて自分の存在すらわからなくなって、
強の部屋に閉じ込もってしまった。
そこは、私の何をも救ってはくれないのに、
手をさしのべてくれると、
思い込んでいた。

魂は、人間の心に宿る。
そう、なぜか信じているから、
父も、母も、
縁も所縁も無い人だって、思うようになった。
私は一人。
皆一人。なのに、なんで違うんだろ。
皆はなんで、群れになれるんだろ。

私に勇気を。
となんて言ったって、
私の魂は、「私」という、
虚しい場所に身を置いてしまったのだ。
勇気なんて、投与してもらえないんだ。

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